目黒区・不動前の整形外科/アルス小林整形外科


骨粗しょう症外来

骨粗しょう症は年齢のせいだと
思っていませんか?
骨粗しょう症は自覚症状がほとんどなく、
気づかないうちに進行することが多い病気です。
男性は60代頃から、女性は40代頃から骨量が低下し始め、
特に閉経後の女性では急速に進行することがあります。
原因は加齢だけでなく、
女性ホルモンの低下、栄養不足、喫煙、飲酒などさまざまです。
近年では、食生活の乱れや無理なダイエットにより、
若い世代の骨量低下も問題となっています。
■骨粗しょう症とは
骨の強さ(骨密度)が低下し、わずかな衝撃でも骨折しやすくなる状態です。
特に骨折しやすい部位
・背骨(圧迫骨折)
・腕の付け根
・足の付け根(大腿骨)
・肋骨
・手首
これらの骨折は、
咳・くしゃみをした、転んだ時に手をついた、尻もちをついたなど、
日常のちょっとした動作で起こることがあります。
その後の生活の質に大きく影響するため、早めの発見と予防がとても重要です。
■原 因
【原発性骨粗しょう症】
・加齢
・遺伝
・閉経による女性ホルモンの低下
・無理なダイエット
・喫煙習慣
・飲み過ぎ
・食習慣の乱れ
・運動不足 など
【続発性骨粗しょう症】
・糖尿病
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・動脈硬化の進行 など
また、関節リウマチ、自己免疫疾患、バゼドウ病、副甲状腺機能症なども
骨粗しょう症のリスク要因となります。
■このような方はご相談ください。
・閉経後の女性(特に50歳以上)
・65歳以上の男性
・以前より身長が2cm以上縮んだ
・背中が曲がってきた
・腰や背中に鈍い痛みがある
・軽い転倒で骨折したことがある
・健診で骨密度低下を指摘された
・ステロイド剤を長期服用している
■検査方法
短時間で行えるため、初めての方も安心して受けていただけます。
①骨密度検査(手のX線)
両手を機械に乗せて撮影し、骨の状態を評価します。
服を脱ぐ必要はありません。
②尿検査
骨量低下の原因となる骨からのカルシウムの流出の状態を確認し、
骨代謝のバランスを評価します。
③レントゲン検査
必要に応じて、背骨や痛みのある部位を撮影し、骨折の有無を確認します。
■治療について
骨の状態に応じて、適切な治療をご提案します。
●薬物療法
・内服薬(骨の減少を抑える/骨を作る力を高める)
・注射治療(必要に応じて)
骨の状態に応じて、
「骨を作る力を高める治療」
「骨の減少を抑える治療」
を使い分けます。
【主なお薬の種類】
・ビタミンD製剤/ビタミンK製剤(骨の形成を助ける)
・ビスホスフォネート製剤(骨の減少を抑える)
・女性ホルモン製剤(閉経後の方に使用することがあります)
・カルシトニン製剤(注射で痛みの緩和にも使用)など
※患者さまの状態に応じて、最適なお薬を選択します。
お薬が飲みにくい場合は、変更も可能ですのでお気軽にお申し付けください。。
●対処療法
痛みがある場合には、
・鎮痛薬
・湿布
などで症状の緩和も行います。
■生活で心がけること
骨粗しょう症の予防・改善には、毎日の生活での心がけが大切です。
①バランスのよい食事
【カルシウム】(男性1日700~800mg、女性1日650mg、予防には800mg)
・牛乳 ・ヨーグルト ・チーズ ・小松菜 ・ひじき ・さくらエビ
・しらす ・いわしの丸干し ・わかさぎ ・サバ ・鮭中骨缶 ・うなぎ など
【ビタミンD】(1日400~800IU)
・鮭 ・いわしの丸干し ・サンマ ・きのこ類 ・卵黄 ・貝類 など
【ビタミンK】(1日250~300μg)
・納豆 ・ほうれん草 ・小松菜 ・ブロッコリー ・モロヘイヤ ・豆苗 など
【たんぱく質】(男性1日65g、女性1日50g以上)
・肉類(鶏ささみ・むね肉・ひき肉、牛・豚ヒレ肉・もも肉)
・魚類(マグロ・カツオの赤身、鮭、ツナ缶) ・卵 ・大豆製品
乳製品(ギリシャヨーグルト) など
【マグネシウム】(男性1日330~380mg、女性1日270~290mg)
・海藻 ・米ぬか ・バジル ・純ココア ・アーモンド など
※【過剰摂取を控えたい食品】
・インスタント食品 ・スナック菓子 ・加工食品 ・塩分が多い食べ物
・1日に5杯以上のコーヒー、紅茶、緑茶(カフェイン)
・アルコールは1日に20mg程度(ビール500ml、日本酒1合) など
②適度な運動(骨に負荷をかけることで骨密度が上昇)
骨に重力・物理的刺激が加わる
「ウォーキング」「ジョギング」「かかと落とし」などの陸上運動が効果的です。
さらに「スクワット」「片足立ち」などの筋トレで骨の周りの筋肉を鍛え、
転倒を防ぐバランス運動を組み合わせるのが最適です。
③日光を浴びる習慣
日光を浴びて体内でビタミンDを生成し、カルシウムの吸収を助けることが
有効です。
夏場は木陰で30分、冬場は30分から1時間程度、顔や手のひらに直接日光を当てましょう。
ガラス越しではビタミンDが生成されないため、外に出るのが効果的です。
当院では、待合室に「骨を強くするレシピ」や「運動」を掲示し、
日常生活から骨を強くするサポートを行っています。
季節の食材を使った簡単レシピや院長のおすすめレシピをご紹介していますので、
日頃のメニューに是非取り入れていただけたらと思います。
■当院の考え方
骨粗しょう症は、早期発見が何より大切です。
骨粗しょう症を放置すると、骨折のリスクが高くなり、
骨折した部位によっては寝たきりのきっかけになってしまうことがあります。
「いつの間にか骨折」(骨折だと気づかない)を防ぐためにも、
症状がなくても早めに確認し、定期的に骨密度検査を受けることをおすすめします。
当院では、骨粗しょう症の早期発見と適切な治療に力を入れています。
将来の骨折予防のためにも「まだ大丈夫」と思わず、
骨密度の確認だけでもお気軽にご相談ください。
また、治療は根気強く継続することが大切です。
当院と協力して健康寿命の延伸を目指しましょう。
ご不安な点、ご質問などがありましたらご遠慮なくお尋ねください。


